ドローンを飛ばして、FPV(First-person view)で映像を見るためには、
アマチュア無線4級の取得が必要です。アマチュア無線の資格取得のために
いったい何をすれば良いのでしょうか?(・w・;)
ということで、私が実際に学習した経験をもとに書いていきたいと思います。
Contents
1.アマチュア無線4級がなぜ必要か?
空撮動画を無線でドローンからゴーグルに送信する多くの機器は5.8gHz帯の電波を利用している。この5.8gHz帯の電波は一般的に利用可能な電波帯ではなく、アマチュア無線資格を取得し「開局申請」という電波発信する旨の申請を行った上で使用する必要がある。
特殊な電波を発信するという観点から「資格取得」+「申請」が必要となります。
※ドローンからゴーグルに空撮動画を送信する際に、5.8gHz帯の電波を使用していない場合は、アマチュア無線の資格取得は不要です。
2.アマチュア無線4級はどれくらい難しい?

合格率としては、直近5年間では約70%~80%の合格率数値だけ見ると非常に合格しやすい部類の資格です。ただしこれはあくまで合格率という数値上の話です。内容を全て理解した上で問題を解くのは、実際非常に難しいです。
参考までに、本記事執筆者は「30代中盤、4年生文系大学を6年で卒業、理系科目は正直苦手」という経歴のため参考にならないかもしれませんが、一般的な
「社会の常識レベル」で解ける問題ではなく、最初はそもそも問題文が理解できませんでした。
合格のためには一定期間の学習は必要です。
3.アマチュア無線4級国家試験の傾向と対策
アマチュア無線は以下の問題内容で出題されます。

基本的には過去問と同じ問題内容・選択肢が出題されるようで、過去問を理解して解けるようになっていれば、ほぼ間違いなく受かるようです。
わたしが実際に購入した本は「第4級ハム国試 要点マスター2020 (HAM国家試験)」でした。これ一冊で全過去問の学習+わかりやすい説明付き、また重要ポイントは赤字で記載されており非常にわかりやすくなっています。
4.アマチュア無線4級の受験までの学習時間
先ほどご紹介した過去問集「第4級ハム国試 要点マスター2020 (HAM国家試験)」に記載されている問題数は以下の通り。

この問題数をひととおり「1問あたり5分」で学習するとした場合、本1冊を1回学習するのに
■無線工学の問題
239問 × 5分 = 1195分 (約20時間)
■法規の問題
121問 × 5分 = 605分 (約10時間)
の合計約30時間はかかります。計画的に学習を行いましょう。
私が学習した際には、約1ヶ月間、週末は図書館にこもって勉強をしていました。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか。学習は必要ですが、一度とってしまえばあとはFPVを楽しむだけ!ではあります。
是非頑張ってアマチュア無線取得しましょう!!